埼玉県蕨市ひこばえ橋横断管の更生工事に
チューブテックスR工法が採用!
埼玉県川口市・蕨市・戸田市を流れる緑川。
かつては六ヶ所村用水と呼ばれ、灌漑用水のために江戸時代から昭和初期にかけて作られた人工河川です。
この緑川に架かる「ひこばえ橋」は地元住民の大切な生活道路として2001年に設置されました。
この度、ひこばえ橋を中心として、蕨市水道部様にて「蕨市塚越 第6号導水管 第35-1号ほか配水管布設替工事 ひこばえ橋横断管の更生工事」が計画され、順調に布設替えが行われていたのですが、工事がひこばえ橋の近辺に差し掛った際に、橋の護岸に継手の曲がり部が埋め込まれている事が発覚しました。護岸工事が必要となると河川管理者との交渉が必要になり、計画は一時ストップ。
そんな折に、自立強度を有する反転工法であるチューブテックス工法ならば、この現場条件にでも対応できるのではないか。というお問合せを戴き、NETIS(国土交通省 新技術情報提供システム)にも登録されているという信頼感も有り、今回のご採用に至りました。
[今回の工事概要…橋梁横断管の更生工事(既存管:DCIP)、口径200ミリ、距離15m]
現場は住宅地ですので、交通への影響を最小とするため、あらかじめ熱硬化性樹脂を含浸、反転させた部材を持ち込む事で作業の時間を短縮し、更生工事は1日で完了いたしました。
低温ボックスにて更生部材を搬入
更生材料の引き込み開始(発進側)
更生材料は軽量なので、人力での引き込みが可能です。15mですと、5分程で到達します
既設管内で蒸気加熱により樹脂を硬化させることで、新たな管を構築できます
今回も安全第一で工事を完了する事ができ、誠にありがとうございました。
圧力管工法協会では、これからも社会問題となっている老朽管路への対策としてチューブテックス工法をはじめ
「非開削」で新たな圧力管更生工法にて管路の再生に貢献してまいります。
